医師として、臨床や病院経営のほか、多くの健康医療本を書いてきた富家孝さん。 大学の相撲部にもいた格闘技好きで、アントニオ猪木さんの元でリングドクターも務めました。 その富家さんももうすぐ80歳。 糖尿病、狭心症、前立腺がん、脊柱管狭窄(きょうさく)症を抱えています。 後期高齢者になれば、多病は当たり前。 「多病息災」で生きる知恵を、時に格闘技の話題も交えながらお届けします。 同じ糖尿病患者、狭心症患者として、先日亡くなられたグレート義太夫さん(享年67歳)の死は、身につまされました。 亡くなられた9月7日の朝、ブログを更新しており、「予報通りの『雨』都庁も見えません。 新島が心配です...」と投稿。 雨の新宿の写真もアップしていたといいます。 それが、その日の午後に、自宅マンションの階段に座り込んでいるのを発見されたのです。 2024年8月には、心筋梗塞(こうそく)のため足の血管を移植する10時間に及ぶ冠動脈バイパス手術を受け、さらに11月には再び心臓手術を受けていたといいます。 つまり、糖尿病のために血管はボロボロで、いつ「お迎え」が来てもいい状態だったと思います。 「お迎え」などという言葉を医者が使うのを批判する向きもありますが、実際のところ私は、死はそんなものと覚悟しています。 なぜなら、私も同じような心臓バイパス手術を受け、以来2回、ステント留置術を受けているからです。 糖尿病も発症し、血糖値が上がらないように、投薬、インスリン注射、食生活管理を続けています。 ですので、いつ「お迎え」が来てもおかしくないのです。 私の場合はすでに79歳ですから、覚悟はできていますが。 義太夫さんは67歳。 さぞ、無念だったでしょう。 グレート義太夫さんが、糖尿病と診断されたのは1995年、36歳の時。 自宅で倒れて救急搬送され、血糖値を調べると630mg/dLで、200mg/dL以上が糖尿病ですから、とんでもない数値です。 糖尿病と診断されてから30年間以上も、闘病を続けながら、芸人・タレント人生を送ってきたわけです。