宮本大句見気象予報士の解説です。 ■「台風12号ノウル」発生 きょう午前3時にフィリピンの東で台風12号が発生しました。 その後は北西に進み、大陸に上陸する見込みで、日本への直接的な影響はなさそうです。 ただ、実況天気図上には日本のかなり南東の海上に複数のLのマークがあり、低圧部を示しています。 この周辺でまた新たに“台風のたまご“である熱帯低気圧が発生する可能性がある状況です。 台風12号は、フィリピンの東を時速30kmの速さで西へ進んでいます。 中心の気圧は996ヘクトパスカル、 中心付近の最大風速は20メートル、 最大瞬間風速は30メートルです。 ■今後1週間の降水量予想 上の図は今後1週間の降水量の予想を示しています。 茶色だと降水量が平年よりも少なく、緑色だと降水量が平年よりも多いことを意味します。 降水量が多いとそれだけ雨を降らせる積乱雲が発生しやすい環境ということです。 日本のかなり南東海上では緑色で、平年よりも降水量が多い予想のところがあり、別の図では反時計回りの低気圧性の循環が見られます。 対流活動が活発な領域があり、このあたりで熱帯低気圧などの熱帯じょう乱ができる可能性があります。 ■雨と風の予想 雨と風の予想を見ると、来週月曜日に日本の南東の海上に反時計回りの渦が予想されています。 次第に渦は明瞭になりながら、北西に進む見通しです。 一般的に台風は海面水温が26°C27°Cの海域で発生するといわれており、海面水温が27°C以上であれば発達する可能性があります。 日本の南東海上では海面水温30度以上の領域が広がっているため、熱帯低気圧ができればさらに発達することが考えられます。 まだ、シミュレーションによって予想の幅が大きいため、最新の気象庁からの情報に注意してください。