ゆうちょ銀行は6月17日、個人がATMで1日に引き出せる上限額を、最大50万円までに引き下げると発表した。 8月17日から実施する。 ATMから貯金が不正に引き出される特殊詐欺などの被害が増えていることへの対策で、50万円を超えて引き出すには、スマートフォンアプリによる生体認証が必要になる。 ただし、全員の上限額が一律に下がるわけではない。 対象となるのは、8月17日以降に上限額を50万円超に引き上げたい人だ。 それ以前に設定済みの上限額は自動では変更されず、これまで通り利用できる。 また、変更されるのは、暗証番号で引き出す場合の上限額だ。 磁気ストライプカード、ICキャッシュカードのいずれも、暗証番号による確認では、これまで0200万円の範囲で設定できた上限額が、050万円に狭まる。 一方、ICキャッシュカードに「ゆうちょ通帳アプリ」の生体認証を組み合わせる場合は、これまで通り0500万円まで設定できる。 1日に50万円を超えて引き出したい人は、この生体認証を利用することになる。 仕組みとしては、アプリの生体認証(アプリ認証サービス)を使うと、一定期間(約15分間)に限り、50万円を超える引き出しが可能になる。 なお、8月17日以降に一度上限額を50万円以下へ下げると、50万円超には戻せないため、設定の際は注意が必要だ。 ゆうちょ銀行は今回の変更について、顧客の貯金を守るための措置だとして、利用者に理解を求めている。 ATMの引き出し制限の詳細は、同行のサイトで案内している。