かつてゴルフボールが飛んでいた福島の丘に、6万3,000枚のソーラーパネルが並んでいます。 ポルトガルの大手エネルギー企業「EDP」の再エネ子会社「EDP Renewables」は2026年5月28日、福島市松川町水原のゴルフ場跡地(旧・福島カントリークラブ)に建設した大規模太陽光発電所の稼働開始を発表しました。 東京ドーム約12個分にあたる60ヘクタールという広大な敷地に、パネルがぎっしりと敷き詰められています。 神道の祈祷の儀式を執り行って稼働を祝ったそうで、「EDPにとって日本国内最大規模の太陽光発電プロジェクト」だといいます。 文字や数字で見るとなんだか手応えがありませんが、写真で見ると「うおお...」って感じがありますね。 ちなみにGoogleマップもすでにソーラー敷き詰め済みです。 上記のマップでいうと国道115号のあたりにあるのが、今回のゴルフ場跡地の発電所。 その右側にあるのは「松川水原太陽光発電所」というまた別の事業者のもの。 すっごいソーラーいっぱいですね。 EDPの発電所の規模は出力44MWp(メガワット・ピーク)。 「MWp」とは太陽光パネルが最大限に発電できるときの出力の単位です。 年間発電量は48GWh超で、一般家庭なら約1万1,800世帯が1年間に使う電力量を丸ごと賄える計算になります。 稼働テスト中からすでに予測を上回る発電量を記録し、稼働率は98%超。 スタートダッシュは順調です。 この発電所の電気はすべて、AmazonとのPPA(電力購入契約)に基づいて供給されます。 PPAとは「この発電所で作った電気を、長期で買い取ります」という契約のこと。 Amazonは2040年までに事業全体の排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、日本でのクラウドや物流拠点を動かす再生可能エネルギーの調達先として、この発電所が機能します。 EDPとAmazonのパートナーシップは2015年にアメリカ・オハイオ州の風力発電から始まり、今やグローバルで1.4GW超を契約するまでに成長。 アジア太平洋地域では2021年のシンガポールに続く2件目のPPAです。