こんにちは。 今年の夏は日光江戸村で3本の昔話の上映しています。 あまりに面白いので延長になりまして、9月の25日までやっております。 日光といえば猿。 そう、猿かに。 1本まるっとご覧ください。 猿かに。 昔々、山里に蟹のおっかあが暮らしていました。 働き者のおっかあはやがて生まれてくる子供たちのために一生懸命働きました。 えっほい。 えっほい。 はー、お昼にすっか。 えっけい。 えい、うー、えい。 あきゅ、あきゅ、あ、う。 おう、蟹のおっかあ、うまそうじゃな。 ああ、サルどん。 これから晩まで野良仕事だから腹ごしらえしてるんだよ。 おらは朝から何も食っておらん。 腹ペコで死にそうなんじゃ。 その握り飯一つ分けてくれい。 え? えー? うー、へへへ。 働きもしないで腹ペコで死にそうとはおかしな話じゃ。 お、そうじゃ。 いいものがある。 この柿の種と握り飯と取り替えっこしてくれぬか。 それは猿が道端で拾った柿の種でした。 握り飯とその種を取り替えてどうしろっていうんだ。 これをあっかんちの庭に植えれば、やがて食いきれないほどの柿の実がなるぞ。 本当か? ああ、本当じゃ。 おらはおっかあのためを思って言ってるんじゃ。 へへへ。 拾った種が握り飯になった。 おらなんて頭がいいんだ。 はっ。 めっこ出せ、めっこ出せ、柿の実よ。 それ出さねばハサミでちょん切るぞ。 はい、木になれ、木になれ、柿の木よ。 ほれ、ならねばハサミでちょん切るぞ。 はい。 花咲け、花咲け、柿の花。 ほれ、咲かねばハサミでちょん切るぞ。 はい。 実なれ、実なれ柿の実よ。 それ、ならねばハサミでちょん切るぞ。 ほらいい、立派な柿の木じゃ。 小さな種はあっという間に大きな木に育ってたくさんの柿の実がなりました。 けれど、おっかあは高い木に登れません。 自分では実が取れないことに気がつきました。 はぁはぁ。 えっけい。 え、うー、えい。 あきゅ、あきゅ、あ、う。 どうしたよ、おっかあ? お、立派な柿の木じゃんか。 こら、サルどん。 それはおらが育てた柿の実だ。 自分だけ食べてねえで、はよこっちにもよこさんかい。 握り飯一つとこの柿全部では帳尻が合わんわい。 いいからよこせ。 えー、そんなに言うならこれでもくらえ。 うわぁ。 うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、うっ、うっ。 その時、柿をぶつけられたおっかあから3匹の子ガニが生まれました。 大丈夫か? おっかあ。 痛いだろうなぁ、おっかあ。 3匹の子ガニは大怪我したおっかあがかわいそうでなりません。 子ガニはサルの家がある山奥へと登っていきました。 お供いたせ。 おー。 蜂から話を聞いた栗と臼が子ガニの仲間に加わりました。 お供いたせ。 おー。 お供をせ。 おー。 お前は何だ。 おらはな。 牛のクソじゃ。 牛のクソどんか。 みんなようやくサルの家に着きました。 しかし、サルは家にいません。 そこで早速いろんなところに隠れて待ち伏せしました。 あ、来た来た。 隠れろ。 あぁ、さみなぁ。 ふぅ。 あぁ。 あぁ。 ん? あぁ。 あぁ、痛い痛い。 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。 だぁー、助けてー。 うーん。 おいしょう。 それではもう一丁。 うわぁ、こうさんじゃ、こうさんじゃ、助けてくれー。 それからしばらくして、サルは蟹の一家に謝って山奥に行ってしまったということです。 サルさん、もう意地悪しないならいつでも遊びにおいで。 チャンネル登録お願いします。