皆さんは「自撮り(自分を自分で撮影すること)」をするとき、どうやって撮影しますか? スマートフォンのインカメラで撮影することがほとんどですよね。 でも、若者はアウトカメラ(背面のメインカメラ)で撮影することもあるのです。 今回は若者の「自撮り」の変遷について解説していきます。 自撮りは「加工」から「無加工」へ “自撮りブーム”はかれこれ10年ほど前、2016年ごろから始まりました。 そのきっかけとなったのが、自撮りアプリ「SNOW」です。 アプリのエフェクトを使って撮影すると、動物の耳や鼻が付き、目が大きく加工される面白さから大人気となりました。 SNOWは動物などの面白い加工だけでなく、美顔加工も選択できるため、目を大きく、輪郭を細く、肌をきれいにするといった撮影も可能です。 自撮りアプリは、友達と一緒にエフェクトを選びながら自撮りするという、自撮りの工程そのものを楽しめる点がプリントシール機の撮影にも似ています。 その後、自撮りアプリが続々とリリースされ、「自撮りといえば加工あり」という印象になりました。 しかし、あまり盛り過ぎると、SNSで知り合った人に「自撮りと顔が違う」と思われたり、昔からの友人に「あざとい」と思われるなど、リアルで気まずい思いをする場面も出てきます。 そこで、分かりやすい加工よりも、“ナチュ盛り”と呼ばれる自然な加工(ナチュラルな盛り)が人気となり、肌の明るさを整え、目を少しだけ大きくする程度の加工が好まれるようになりました。 今では、アプリで盛ることよりも無加工で盛れることが重視されています。 アプリブが2024年に行った調査によると、撮影時によく使われるカメラアプリの1位は「スマホ標準のカメラ」です。 スマホのカメラで撮影して、無加工であるにもかかわらず「盛れている」ことが重要になっています。 この調査を見ても、無加工の写真をシェアする「BeReal.」が4位に入っています。 最近、人気急上昇中の「setlog」も無加工の短い動画をシェアする仕様が支持されています。 自撮りをアプリで盛ることに疲れた“加工疲れ”もありますが、それ以上に、リアルな友人とありのままの日常を共有して楽しむことが、今の若者のスタンダードになっています。