「クライマーズ・ハイ」など社会派の作品で知られる映画監督の原田眞人(はらだ・まさと)さんが8日死去した。76歳。 静岡県出身。 葬儀は近親者で行う。 後日、お別れの会を開く予定。 巨匠の訃報を受け、芸能界から追悼が相次いだ。 95年の「KAMIKAZE TAXI」などに出演した俳優の役所広司(69)が事務所を通じ「映画カミカゼタクシーで初めて原田監督と出会い、計8本の作品でご一緒しました」とコメント。 「今月1日にご家族から連絡を頂き、3日の日に監督を訪ねました。 昔話に花が咲き、病室を出てコーヒーを飲みに行きました。 原田組のスタッフが合流し、和やかな時間を過ごせました。 最後に『また、やろう』と監督から声をかけて頂き、『お待ちしてます』と答えてその日はお別れしました。 こんなに早く逝かれるとは、驚きました。 でも、最後にご挨拶が出来て良かったです。 ご冥福をお祈りいたします。 寂しい年末になりそうです」と故人をしのんだ。 97年の「バウンス ko GALS」で主演を務めた女優・佐藤仁美(46)はインスタグラムを通じ「18の時 初めての主演映画を撮ってくださった原田眞人監督 あの作品でたくさんの賞をいただき俳優人生が大きく動きました ありがとうございました」と、原田さんを追悼。 「監督の作品に出演できたことを誇りに思います」とし、「心から感謝しています 本当にありがとうございました ご冥福をお祈りいたします」としのんだ。 俳優の椎名桔平(61)はインスタグラムで「『金融腐食列島』『突入せよ! 浅間山荘事件』『魍魎の匣』『RETURN』の4作品でご一緒させて頂きました。 現場に入ると厳しい監督でしたが、良いシーンが撮れると、途端に無邪気に笑う顔が忘れられません。 ありがとうございました。 心より御冥福をお祈りいたします」と故人を悼んだ。 原田さんは米国で映画評論家として活動し、帰国後の1979年に「さらば映画の友よ インディアンサマー」で監督デビュー。「 金融腐蝕列島 呪縛」「突入せよ!『 あさま山荘』事件」などで注目を集め、日航ジャンボ機墜落事故を取材する記者らを描いた2008年の「クライマーズ・ハイ」はブルーリボン賞の作品賞に輝いた。 他の代表作に、モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した「我が母の記」、終戦の決断の舞台裏を描いた「日本のいちばん長い日」など。 近年は時代劇「燃えよ剣」やアクション映画「ヘルドッグス」など幅広い作品を手がけてきた。