PayPayは10月23日、マイナンバーカード、運転免許証、運転経歴証明書を撮影して本人確認を申請する方法を、11月上旬までに廃止すると発表した。 今後は、マイナンバーカードや運転免許証のICチップを読み取る方法で申請する。 背景には、本人確認書類の画像を悪用したなりすましのリスクが高まっていることがある。 サイバー攻撃によって運転免許証の画像を含む個人情報が漏えいする事案も発生している。 2027年4月1日に予定される犯罪収益移転防止法施行規則の改正に先立ち、本人確認の安全性を高める。 マイナンバーカードを使う場合は、発行時に設定した署名用電子証明書の暗証番号(616桁の英数字)を入力し、スマートフォンでICチップを読み取る。 PayPayによると、最短2分で申請が完了する。 暗証番号を忘れた場合も、生年月日やカードに記載された番号などを入力し、ICチップの読み取りと顔認証を組み合わせることで申請できる。 運転免許証の場合は、発行時に設定した4桁の暗証番号2組を入力し、ICチップを読み取る。 いずれの方法も、PayPayアプリのバージョン4.28.0以上が必要だ。 なお、今回廃止されるのは本人確認書類そのものを撮影する方法で、利用者の顔写真の撮影がすべて不要になるわけではない。 PayPayの本人確認ガイドによると、マイナンバーカードの暗証番号を使わずに申請する場合や、運転免許証を使う場合には、顔写真の撮影とまばたきチェックが必要となる。 在留カードや特別永住者証明書を使った本人確認については、同ガイドで別途案内している。 本人確認が完了しているかどうかは、PayPayアプリのアカウント画面で確認できる。 アカウント名の下に「本人確認済み」と表示されていれば、改めて申請する必要はない。 PayPayによると、本人確認を完了したユーザーは2026年9月時点で4400万人を超えている。