この時期、街路樹の木の幹を眺めていると、何やら大きめのカメムシがついているのを見ることがあります。 30年ほど前にはあまり見かけなかったタイプ... ひょっとして、外来種? 害虫駆除を専門とする東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。 ■街路樹によくいるキマダラカメムシとは ーーこのカメムシは? (東洋産業大野竜徳さん) 「若い方だと見慣れているかもしれませんが、30代以上の方だと、子どものころには、こんなのあまり見たことがない... 、と思うかもしれません。 これは、キマダラカメムシです。 名前の通り、黄色い斑点模様が特徴的なカメムシです。 成虫の体は黒褐色で、背中には黄色い小さな斑点がまるで満天の星空のように散りばめられています。 さらに頭部には黄色い縦筋が入り、お尻に近い縁の部分には黄色と黒の縞模様。 よく見ると、なかなかおしゃれな色合いです。 白い壁などに止まっていればこの派手な模様は目立ちますが、街路樹の幹に止まっていると、まさに迷彩模様、意外と見つけにくいことがあります。 木の幹の複雑な模様に紛れてしまうため、一見派手でも上手に保護色になっています。 実際、キマダラカメムシは公園や道路沿いの街路樹など、さまざまな樹木で見つかります。 特にサクラなどではよく見られると言われますが、サクラしか食べないというわけではありません。 そして、ぜひ見てほしいのが幼虫です」 ■幼虫は成虫と違って... (東洋産業大野竜徳さん) 「そろそろ幼虫の数は減ってきましたが、キマダラカメムシの幼虫は、成虫とはかなり雰囲気が違います。 ふ化したばかりの1齢幼虫では黄色と黒を基調とした模様が見られ、その後の幼虫では暗い色合いの体に赤色の斑紋などが現れます。 さらに成長した幼虫をよく見ると、灰色のボディにぐるっと黄色い縁取り。 背中には赤や黄色の小さな斑点と、独特の大きな黒い丸模様があります。 これ、本当にカメムシなの? と思ってしまうような、ちょっとエキゾチックな姿です。