織田裕二が主演を務める『踊る大捜査線』シリーズに欠かせない、おとぼけ上司トリオ・スリーアミーゴス(通称:スリアミ)。 1997年の連続ドラマから、シリーズ最新作『踊る大捜査線N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』 でも活躍する3人を演じているのは、北村総一朗(神田総一朗役)、小野武彦(袴田健吾役)、斉藤暁(秋山春海役)のベテラン勢だ。 『踊る大捜査線』は大事な作品と口々に語る3人が明かした、当時の思い出と最新作の裏側は、笑いと温かみにあふれたものだった。 (取材・文:早川あゆみ) Q:14年ぶりの『踊る大捜査線』出演オファーをお聞きになった最初のご感想はいかがでしたか? 北村総一朗(以下、北村):僕はね、本当に嬉しかったけど、信じられなかったよ。 だって僕、今年(2026年)91歳だからね。 その歳で何をするのか、亀山(千広)プロデューサーに聞いたら「大丈夫」って。 ホントに大丈夫かなって思ったよ。 小野武彦(以下、小野):僕はシンプルに嬉しかったですよ。 『室井慎次敗れざる者』(2024)を観に行ったら、甲本(甲本雅裕/緒方薫役)や遠山(遠山俊也/森下孝治役)が出演していてね。 僕らはもう歳だし、お呼びがかからないと思っていました。 お声がけいただいて「またやれるんだ」って感激しました。 斉藤暁(以下、斉藤):また3人でやれるなんて、夢のようだと思いましたよね。 北村:撮影現場に行った時はものすごく懐かしくて。 小野:撮影の前に実は署長(北村)から招集がかかりましたよ(笑)。 3人で喫茶店で会ったんですが、台詞合わせが始まっちゃって。 斉藤:30分くらいやっていましたから。 お客さんがチラチラこちらを見ていて(笑)。 小野:お店の方が気を遣って、個室を用意してくださいました。 北村:スリーアミーゴスは、僕らの人生でもめちゃくちゃ大事なんだよね。 だからまた出られることに感激して。 何とかして僕らの存在が役に立てばいいと思うから、頑張っちゃうの。 何よりこの役が好きだしね。 本当はそんな(お店に)失礼なことをしちゃいけないんだよ。