リスクモンスターは、第4回「借金王ランキング」調査を発表した。 金融機関を除く決算短信提出企業3,056社を対象に、最新の連結決算から有利子負債などを分析している。 有利子負債が最も多かった企業は「トヨタ自動車」で、43兆2,054億円にのぼった。 2位は「ソフトバンクグループ」の24兆6,851億円、3位は「日本電信電話」の15兆7,116億円となった。 トップ20のうち17社が前回調査から引き続きランクインし、上位6社の順位は変わらなかった。 新たにトップ20入りしたのは、前回29位から13位に上昇した「日本製鉄」、56位から17位となった「KDDI」、49位から18位となった「東海旅客鉄道」の3社だった。 また、業種別では通信業が4社、自動車製造業と総合リース業が各3社、電気業、鉄道業、総合商社が各2社となった。 前期からの有利子負債増減を見ると、トップ20のうち有利子負債が増加した企業は18社、減少した企業は2社だった。 増加額が最も大きかったのは「ソフトバンクグループ」の6兆6,787億円。 次いで「日本電信電話」が5兆7,015億円、「トヨタ自動車」が4兆4,125億円、「日本製鉄」が2兆6,667億円、「本田技研工業」が2兆285億円増加した。 一方、有利子負債が減少したのは「東海旅客鉄道」の79億円減と、「関西電力」の2,312億円減だった。 リスクモンスターでは、各社の事業規模や事業構造、成長投資の内容が借入の増減に影響しているとみている。 トップ20企業の安全性を「現預金回転期間」「借入依存度」「自己資本比率」の3指標で分析したところ、いずれかが同社の定める「高リスク水準※」に該当した企業は6社だった。 該当したのは、「三菱HCキャピタル」「三井物産」「楽天グループ」「日本製鉄」「東京センチュリー」「三井不動産」の6社。 このうち、三菱HCキャピタルと東京センチュリーは、借入依存度と自己資本比率の2指標が高リスク水準となった。 両社はいずれも総合リース業で、事業規模の拡大に伴って借入金が膨らみやすいという業種特性がある。 また、前期と比べて現預金回転期間と借入依存度が改善した企業は半数以上を占め、3指標がすべて悪化した企業は1社にとどまった。 ※高リスク水準は、「現預金回転期間が1カ月未満」「借入依存度が50%超」「自己資本比率が20%未満」のいずれかに該当する場合を指す。 ※本ランキングは有利子負債の規模を比較したもので、個別企業の安全性や倒産可能性を直接示すものではない。 また、高リスク水準への該当も各財務指標に基づく判定であり、企業の倒産可能性を示すものではない。 調査概要 ・【調査方法】決算書の分析結果に基づく調査 ・【調査基準日】2026年6月1日 ・【調査対象決算】調査基準日時点で開示されていた各社の最新連結決算(2025年4月期以降) ・【調査対象企業】金融機関(銀行、証券会社、保険会社など)を除く、決算短信提出企業 ・【調査対象企業数】3,056社