エアコンのスイッチを切った直後、吹き出し口から「ポタ、ポタ」と水が落ちて来ることがあります。 初めて見たときは驚くかもしれませんが、停止直後に少量の水が垂れる現象は、ほとんどの場合エアコンが正常に動作している証拠です。 停止直後に水が垂れる原因は「結露」です。 エアコン内部に残った結露水が、ファンが止まったことで排水されずにそのまま落ちてきているというだけで、機器の不具合ではありません。 エアコンが冷房・除湿運転をしている間、室内機内部の熱交換器(アルミフィン)の表面は515°C程度まで冷やされています。 室内の温かく湿った空気がこの冷たいフィンに触れると、空気中の水蒸気が結露水に変わり、これによって除湿が行われるのです。 なお、運転中はドレンパン(熱交換器の下に置かれた受け皿)に溜まった結露水が、ドレンホースを通じて継続的に屋外へ排水されます。 しかし、エアコンが運転を停止すると送風ファンも同時に止まります。 その結果、熱交換器やフィン、周辺の内壁に付着していた結露水はドレンホースに流れ込む前に、そのまま下に垂れてしまうというわけです。 また、吹き出し口に残っていた水滴が落ちるケースもあります。 いずれも冷房運転停止後23分以内に自然に収まれば問題ありません。 停止直後に少量ポタポタ垂れるだけであれば問題ないのですが、以下のようなケースでは対処が必要になってきます。 ドレンホースの詰まりが疑われます。 ホースの内部にゴミ・虫・藻が堆積するとドレンパンから水があふれ、室内に漏れてしまうことも。 市販のドレン洗浄スプレーで解消できることが多く、それでも改善しなければエアコンクリーニング業者への依頼を検討しましょう。 フィルターの目詰まりによって空気が正常に供給されず、熱交換器が冷え過ぎて霜が付着している可能性があります。 この場合、霜が解けたときに大量の水が出ることがあります。 フィルターを清掃したうえでそれでも水が出るか再度確認してみましょう。