HMD Globalがレトロ調の携帯電話「Nokia300Charge」を発表した。 アースカラーのレゴブロックを思わせる、角張ったデザインが魅力だ。 昔ながらの外観に加え、300Chargeはいくつか興味深い機能を備える。 ほかのデバイスに給電できる10Wのモバイルバッテリーとして使えるほか、microSDカードスロットとヘッドホン端子を搭載。 懐中電灯として使える非常に明るいLEDライトも付いて、価格は約32ドル(約5100円)だ。 そう、読み間違いではない。 安価で機能を絞り、驚くほど電池持ちの良いフィーチャーフォンを求める人には、たまらない端末だ。 Gizmodo、Engadget、TechRadarをはじめとするテクノロジー系サイトでも大きく取り上げられた。 フィリピンで発売予定で、ほかの市場での発売については不明だ。 また、対応するのは2Gネットワークのみ。 スマートフォン以前の時代からある、いわゆる「ダムフォン」がいま流行している。 デジタルデトックスに目を向ける動きの一環だ。 再設計された「motorola razr」などの折りたたみ式スマートフォンや「Light Phone」などは、気が散りにくく、過度な画面利用を強いない。 通話やT9方式のテキスト入力といった基本機能に、より集中できる。 中には、筆者の世代が誇らしげに持ち歩いていた2000年代初頭から、そのまま飛び出してきたような端末もある。 一方で、画面が主役のスマートフォンへ移行する前の「BlackBerry」や「Palm Treo」のように、やや高機能な端末に似た製品もある。 こうした携帯電話への需要は大きいようだ。 低価格で機能を絞った携帯電話が必要とされる市場だけの話ではない。 初期のパーソナルコンピューターを手がけたことで知られる1980年代のブランド、Commodoreは、折りたたみ式携帯電話「Callback8020」を発表した。 Commodoreブランドを買収したグループの責任者によると、予約販売の開始時に1万台近くを売り、入荷連絡の順番待ちリストには10万人が登録したという。 レトロなフィーチャーフォンが人気商品になっていることを示す数字だ。 Commodore Internationalの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるChristian「Peri Fractic」Simpson氏は、「人々は単に過去を買っているわけではない。 Commodore Callback8020のようなレトロ携帯は、手で押した感触のあるボタンと個性を備え、テクノロジーとの付き合い方をより意識的なものにしてくれる」と述べた。 Simpson氏によると、購入者には、こうした端末に初めて触れるZ世代も含まれる。 また、安全上の理由から子供のソーシャルメディア利用を制限したい親や、気を散らされる要素を減らしながら通信手段は確保したい大人も購入しているという。 ダムフォンは一般に、スマートフォンより電池が長持ちする。 依存性が指摘されるアプリがなく、キーパッドでの入力にも手間がかかるため、軽いデジタルデトックスの役割も果たし、目的を意識した使い方を促してくれる。 低予算でスマートフォンから距離を置きたい人からは、かなりの関心を集めそうだ。