決まった時間に猫や犬のフードを出してくれる自動給餌器は、留守中や忙しい時でも餌やりができることから、頼りにする飼い主も増えている。 ところが米国などで使われている製品でアプリの障害が発生し、ペットを心配した飼い主からの苦情が殺到する騒ぎが起きた。 障害に見舞われたのは、中国Shenzhen Libro Technology傘下のPetlibro製スマート給餌器。 創業者のヨーク・ウーCEOが8月15日に声明を発表してユーザーに謝罪した。 発表によると、8月11日午前5時20分(米太平洋時間)、クラウドサーバの不具合を原因とする障害が発生し、アプリと給餌器の通信ができなくなった。 サポートページに「アプリサービスが完全復旧しました。 現在は正常に動作しています」という告知が掲載されたのは、翌12日の午後7時だった。 しかしその後もRedditのPetlibroページには、問題が解決していないというユーザーの書き込みが相次いだ。 「会社はそう言ってるけど、まだ給餌器がオフラインで、予定通りの餌やりができていない」 「今休暇中で、うちの猫たちが餌をもらえているのかどうか分からない。 1台がオンラインでもう1台はオフラインだったり、その逆だったり。 帰宅したら2匹の猫が死んでたなんてことにならないよう、Petlibroを頼りにして旅行に出かけたのに、悪い冗談か何かとしか思えない」 Petlibroによれば、障害の発端は、クラウドサーバの不具合によってデータリクエストが滞留し、システムメモリに過負荷がかかったことだった。 いったんは解消したものの、リクエストが殺到してシステムが再びダウン。 このためクラウドサービスシステムのトラブルシューティングを行って根本原因を突き止め、その問題に対処した。 その上で、綿密な監視を続けながらトラフィックを徐々に増やし、システムを安定させたとしている。 障害が続いている間はアプリと給餌器の通信ができず、オンデマンド操作や履歴確認、各種記録、通知、動画などのサービスも利用できなくなった。 ただ、給餌器そのものはオフライン状態でもスケジュール通りに作動するという想定だった。 「アプリを使わなくても、事前に設定したスケジュールに従って給餌や自動清掃などを実行する設計になっており、大部分の給餌器でこの機能が作動した」(ウーCEO) しかしユーザーによれば、オフライン状態で作動した場合もあれば、作動しなかった場合もあった。 「うちの給餌器はフードは出たけれど扉が開かなかった。 アプリが『24時間食べてない』と通知してくれたおかげで気付いた。 うちの子がどれほどお腹を空かせていたか想像もつかない。 もし数日間の出張で留守にしていたら、その間ずっと何も食べられなかったかも」 「1台は予定通りにフードを出してくれたけれど、もう1台はダメだった」 「給餌器がスケジュール通りに動作しなくて、猫たちは今朝、ごはんが食べられなかった」 「どうかしてる。 うちの子たちは今日全然食べられてないってこと? 今仕事が終わったところ。 最悪!」