林芳正総務大臣は閣議後記者会見で、携帯電話向け「060」番号の提供開始が延期された要因を説明した。 一部の携帯電話端末が060番号を表示できず、ソフトウェアの更新が必要になっていること。 加えて、通信事業者と緊急通報を受け付ける消防本部との接続で、システム改修を進めていることを挙げた。 060番号を巡っては、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルの5社が7月8日、提供の延期を発表していた。 当初は2026年7月以降に順次始める予定だった。 林大臣は今回の延期について「携帯電話番号の枯渇が直ちに生じるものではなく、携帯電話の利用者に影響が及ぶものでもない」との認識を示した。 今後の開始時期は「各事業者が適切に判断されるもの」として、総務省からの見通しの提示は控えた。 その上で、各事業者から寄せられている新たな番号需要を踏まえ、「必要な対応が今年度末(2027年3月末)までに取られた後、060番号を使ったサービスが順次始まるよう各事業者に促している」と述べた。 060番号は、既存の「090」「080」「070」番号の枯渇に備えて携帯電話番号に追加されるもの。 総務省が2024年12月20日に電気通信番号計画を変更し、「060-1」「060-9」で始まる11桁の番号を携帯電話事業者に指定できるようにした。 090番号と080番号はほぼ全てが割り当て済みで、070番号も2024年9月末時点で残りは約530万まで減っていた。