「今年も猛暑の見込みです」と、ニュースで毎年のように言われるようになって随分経ちます。 幸い、6月は昨年に比べて真夏日が少なく過ごしやすかったのですが、気象庁が7月2日に発表した向こう1カ月の天候の見通しによると、「北・東・西日本では暖かい空気に覆われやすいため、向こう1カ月の気温は高いでしょう」とのこと。 いよいよ夏が本気を出してくるようです。 日本の夏は湿度も高く、日の差さない家の中でも熱中症対策が必要な場合があります。 エアコンが効くリビングや寝室などはいいのですが、そうじゃない場所というのも残念ながら存在します。 その代表格が、トイレ、洗面所、脱衣所です。 これらの場所はそもそも空間が狭いため、床に扇風機やサーキュレーターを置くのが難しいケースもあります。 かといって、夏場のトイレの暑さは、特に“大”の時などには切実な問題。 昨年の夏は、外出前にトイレに行っただけで汗だく、なんて人も多かったのではないでしょうか。 そんな猛暑対策として、山善が発売しているのが「人感センサー搭載ファン付LEDミニライト」です。 ラインアップには「ソケットタイプ」と「引掛シーリングタイプ」の2種類があり、今回は標準的な電球ソケットのE26口金に対応する「FFLC-S60VE」(参考価格:6980円)をお借りして、実際に我が家のトイレでテストしました。 届いた箱を開けてみて最初に思ったのは、「案外大きいな」ということでした。 ファンの幅が約22.9cmあるので、物理的なサイズを考えればそりゃそうか、という感じです。 トイレのような狭小スペースに設置する場合、扉の開閉時などにじゃまにならないことが必須条件となります。 事前にご自宅のトイレの天井付近のスペースを確認しておくことをおすすめします。 本体の構造は、ソケット部とファン・照明部が分かれており、懐かしの「大福iMac(iMac G4)」のようになっています。 この首振り機構のおかげで、ぐるぐると動く自由度はかなり高く、水平に約300度、上下に約140度の角度調節が可能です。 風と光を向けたい場所へピンポイントで設定できるのは、非常に実用的です。 1つ構造上の注意点として、ソケットに差し込む際は、必ず「支柱部」を握って回して差し込む必要があります。 ファンや照明部分を持って回すと破損の原因になるので気をつけましょう。 重量は約430gと、天井のソケットに過度な負担をかけるほどの重さではありません。 とはいえ、一度設置してしまえば、天井近くにあるものなので、大きさ自体はまったく気にならなくなります。 ファンの前ガードが簡単に外せる構造になっているため、ホコリが溜まりやすいファンの掃除も楽にできます。 実際にトイレに設置して、数日間試してみました。 まず気になるファンの音ですが、動作していると「いかにもファンが回ってます」という音は確かにします。 しかし、特に不快に感じるレベルではありません。 トイレという狭い空間のせいか、風量「弱」でも十分に風を感じ、しっかりと涼しくなりました。 真夏であっても「中」で十分事足りるでしょう。 もしファンの音をうるさく感じる場合は「微風」に設定すれば、音はほとんど聞こえなくなります。 もちろん、微風でも風はしっかりと感じることができます。 効果を最も強く、そして劇的に感じたのは、やはり“大”の時です。 背中から首筋にかけて一気に涼しい風が吹き下ろしてくる感覚は、夏のトイレの不快感を一掃してくれます。 このファンにはワンタッチでファンの正転・反転を切り替える「逆回転モード」も搭載されています。 今回は夏場のテストだったので、風を上に流す「吸い上げる風」のメリットまでは実感できませんでしたが、冬場の空気循環(暖気を足元に下ろすなど)には役立ちそうです。 トイレの換気扇との干渉についても気になっていましたが、山善によると今のところ特に問題になったりクレームが入ったりはしていないとのことでした。