明るい声を世の中に。 中村ラジオへようこそ。 皆さんようこそ一番日本語へ。 初めまして。 中村典子と申します。 くんくんと申します。 これから 1 年間、私とくんくんの面白くてちょっぴり真面目なおしゃべりをお届けしていきます。 若い学習者の皆さんがよく感じる悩みについてもお話ししますので、何かのお役に立てれば幸いです。 さあ、これから一緒に日本語を楽しんでいきましょう。 あけましておめでとうございます。 あけましておめでとうございます。 あっという間に 2022年が終わりましたね。 先生にとって昨年はどんな一年でしたか? 本当に歳月人を待たずだったよ。 昨年は日中国交正常化五十周年の節目の年で、記念行事も多く、いつも以上に忙しい一年だった。 そうですね。 特に後半は NHK のドキュメンタリー番組の撮影があったので、休む暇もなかったですね。 そうだね。 色々なことにチャレンジできて楽しかった。 結局日本には一度も帰れなかったけどね。 もう 3年以上帰っていないんですよね。 何が一番恋しいですか? 家族もそうだけど、本屋さんや寿司屋さんに来たくてたまらない。 くんくんは? 私は温泉と居酒屋かな。 今年こそ絶対に行きましょう。 今年は卯年だね。 卯という字は閉じられていた門が大きく開き、中から勢いよく飛び出すという意味なんだよ。 このことから、日本では卯年は飛躍する年、契機になる年って言われているの。 あ、そうだ。 12年前の卯年に私たちは出会っているんだよ。 わあ、本当ですね。 2011年の卯年はまさに契機の年でしたね。 この 12 年間、いろんなことをしてきたね。 くんくんも出会った時は十代だったけど、もう三十超えちゃったもんね。 ああ、年がバレちゃった。 契機といえば、先生にとって今年は大きな節目の 1年ですね。 そうね。 2003年3月に日本語教師として中国にやってきたから、もう丸 20年になるね。 20年とは長いですね。 初めからそのつもりだったんですか? それがそうなのよ。 今から思えば不思議なんだけど、私はずっと中国で生きていくって予感があったの。 先生の気持ちの中で、この 20年で変わったことってありますか? 以前は中国で生きていくというやや抽象的な気持ちだったんだけど、 2018年に長沙に引っ越して、自分はこの街で暮らすんだとはっきり認識できたことは大きかったね。 それと、教える場がオンラインに変わったことで、自分を知っている人が格段に増え、それまで以上に授業内容や一挙一動に責任を持たなければいけないと感じるようになった。 2022年の夏で 8周年を迎えたチャンネルのリスナー数も今や 50万人を超えていますからね。 私自身も楽しみに待ってくださるファンの皆さんの気持ちに何とか応えていきたいと思ってやってきた 8年間でした。 期待に応えるって難しいけど、やりがいがあるよね。 次の節目である 10周年に向けて、新しい 1年も頑張っていきたいね。 あ、中国はまだ新年じゃないよね。 中国は春節を迎えて新年ですからね。 でも先生に出会って、 12月31日に一緒に紅白歌合戦を見たり、年越しそばを食べたり、年が明けて初詣に行ったりするようになってから、年越しが 1年に 2回あるような気がしています。 そうそう、私も同じ。 毎年中国の大晦日にくんくんや友人のご実家で大勢でワイワイ年夜飯のテーブルを囲むのが本当に楽しくて。 その春節が終わればまた忙しくなるけどね。 そうですね。 先生は今年どんな 1年にしたいですか? やりたいことはいっぱいあるんだけど、まずは健康で元気に過ごしたいね。 できたら中国滞在 20周年を記念して、今までのことを何か形にできたらいいなと思ってる。 くんくんは? 目の前のことを一つ一つしっかり完成させていけば、きっといい年になると信じています。 くんくんらしい答えだね。 特にやりたいことってないの? 先生はやりたいことがいっぱいある人だけど、今の若者は自分が何がやりたいかわからなくて悩んでいる人が結構多いんですよ。 へー。 私は幼い頃から好奇心が強くて、知らないこと、わからないことに対して、どうしてそうなのかって興味を持つ方だったんだよね。 それがやりたいことがたくさんあるということにつながっているのかな。 どうすれば好奇心を持つことができるんですか? それは何かを大切にする気持ちと同じかもしれない。 例えば、今飲んでいるこのお茶ってとっても美味しいんだけど、美味しいなと思うだけではなくて、このお茶の品種は何? どこで取れたんだろう? どうやって淹れたの? って少し考えることで、このお茶との出会いを大切にできると思うの。 あ、確かにこのお茶について少し考えるだけで、目の前のお茶に対する意識が強くなりますね。 その意識が強くなることが好奇心につながっていくんだよ。 このお茶を飲むひとときも有意義なものに思えてきますね。 私たちの周りにあるものにはすべてに意義があって、どうでもいいものってないんだよね。 もちろん、それすべてを考えることはできないけど、その考える過程の中で、特に自分が心惹かれるものがあることに気づくんだよね。 それがやりたいことだよ。 まず、自分が出会う物事を大切に思うことからですね。 そうね、私たちも新しい 1年出会う人、出会うことに真摯に向き合いながら頑張っていきましょう。