Sayuri Saying の Everyday Japanese Podcast へようこそ。 日常の話題を自然な日本語でお届けします。 日本語をもっと掘り下げて勉強したい方へ。 私のウェブサイトには、テーマに関する単語、会話の話題、ふりがな付きのトランスクリプト、写真や字幕付きのビデオポッドキャストがあります。 詳しいことはSayuri Sayingドットコムで。 それでははじまりはじまり。 こんにちは、さゆりです。 今回は私が最近歩いた熊野古道という巡礼の道についてお話ししたいと思います。 熊野古道は世界遺産にも登録されているとても歴史のある道です。 聞いたことがありますか? 熊野古道は和歌山県の紀伊半島にある古い巡礼の道です。 大阪から電車で四時間ぐらいかかりました。 名古屋からもそのぐらいかかると思います。 半島っていうのはペニンシュラのことです。 だから海もあるし、山もある。 そういう和歌山県にある巡礼の道です。 で、これは平安時代という時代から、天皇や貴族、そして普通の人たちまで、たくさんの人が歩いたと言われています。 本当に多くの人が行列を作って歩いたので、「蟻の熊野詣」と呼ばれたそうです。 そう、蟻は虫のアントですね。 はい。 まるで蟻のように並んで歩いた。 だから蟻の熊野詣と呼ばれていたそうですね。 で、ここでたくさん巡礼という言葉が出てきましたね。 あまり日常会話ではなじみのない単語です。 この巡礼というのは、宗教の聖地に行くことです。 はい、また難しい言葉が出てきましたね。 まあ、宗教はレリジョンのことですね。 世界中にいろんな宗教がありますね。 キリスト教とかイスラム教とか仏教とか、はい、いろいろあると思います。 熊野古道も熊野信仰と深く関係しているようで、日本古来の自然信仰だそうです。 日本の昔からある自然を信じる宗教です。 現在ではそんな宗教的な目的で歩いている人は多くないかもしれません。 私も特に宗教的な目的では歩きませんでした。 でも、実際に熊野古道を歩いてみて、木が立ち並ぶ道だったり、古い石畳、石でできたブロックのところ、石畳と言うんですけど、そういう古い石畳を歩いていると、なんかまるで昔に戻ったような、時代を超えて旅しているような気持ちになりました。 単純に緑の中を歩くと気持ちが落ち着いてリフレッシュしました。 どうして熊野古道というか、熊野古道の熊野って何だと思いますか? この間、オンラインレッスンで熊野古道を行ってきたんですって言ったら、日本語を学んでいる生徒さんに「動物の熊と関係あるんですか?」って言われました。 実は動物の熊と熊野古道は関係ありません。 はい。 で、この熊野の熊っていうのは、日本語の古い言葉の熊から来ているという説があります。 今の漢字は動物の方の熊を書くんですけど、昔はその熊っていう字を違う漢字で書いていたそうです。 で、その漢字の意味は奥まった場所とか隠れたところという意味があるそうです。 だから熊野という名前には神様がいる山深い聖地というニュアンスがあるそうです。 実際に行ってみて、確かにここはアクセスが悪い人里から離れている、隠れている場所だなと感じました。 それだから大阪よりはもちろん人が少ないですし、このような遠く奥まった場所、ちょっと遠くてアクセスが悪い場所だからこそ、神聖で魅力的に感じるのかもしれません。 私は昔から熊野古道を歩きたいなと思っていたんです。 でもどうしてかわかりません。 なんとなく神聖な場所で緑がたくさんあって有名だから歩いてみたいという気持ちがありました。 で、今回、熊野古道を歩くにあたって少し調べたら、どうして昔の人たちが熊野に来ていたかという納得する物語というか、ストーリーを見つけたので共有したいと思います。 はい。 熊野古道は本当にいろいろなルートがあるし、全部歩くっていうのは正直難しいと思います。 だから多くの人は重要な三つの神社を巡ることになります。 この重要な三つの神社は熊野三山と呼ばれています。 はい。 で、まずはじめに速玉大社。 という神社がありますね。 これは、えー、過去を表す神社だそうです。 熊野那智大社。 えー、こちらは現在。 で、最後に、えー、熊野本宮大社は未来を司ると言われています。 だから、過去、現在、未来、この三つの神社を巡ることで、もう自分の人生を見直して、新しい自分に生まれ変わることができると考えられているそうです。 だから熊野は甦りの聖地と呼ばれているそうです。 先ほども言った通り、あの、私は熊野古道を歩く前はこのことを知らなかったので、「あー、過去、現在、未来、三つ巡るといいんだな、面白いコンセプトだな」という浅い感想しかありませんでした。 実際、そういう知識があって、巡ることによって、より深い経験ができたと思います。 はい。 山の中で自分の過去を振り返って、そして今の自分を考えて、これからの先のことを思う、そんな時間になりました。 うん。 精神的にリフレッシュできた感覚がありました。 で、この三つの神社で共通して見つけた不思議なものがあります。 それは「八咫烏」という三本の足のカラスです。 もうなんか情報が多くてわからなくなってきているかもしれません。 カラスは皆さんわかりますかね? あの黒い鳥で、「カーカー」って鳴く鳥です。 で、三本足。 もうカラスは普通は二本足ですね。 でもこのカラスは三本の足があるんです。 で、八咫烏という名前がついています。 実際にその生きている八咫烏を見たわけではありません。 えー、これは物語です。 神様の使いで、いいところに導く象徴とされていたんですよ。 はい。 で、そのカラスについて行くと、いいところに行けるみたいな。 現代の言葉に言い換えると、良い人生のナビゲーター、はい、って感じですね。 私は八咫烏を自分の目で見ていないので、あの、存在するかどうかはわからないんですけど、あの、八咫烏のお守りがあったので、えー、買っちゃいました。 可愛かったんですよ。 日本の有名な漫画家、えー、『ジョジョの奇妙な冒険』の作家さん、荒木飛呂彦さんとのコラボの可愛いお守りがありました。 黄緑色とオレンジっていう、ちょっとファンキーな色使いの、えー、お守りです。 で、これは、あの、スペインのサンティアゴ巡礼路のホタテの貝殻のモチーフも載ってて、「ああ、そういえば私はサンティアゴにも行きたいって、あの、夢があったな」と思って、思わず買ってしまいました。 はい。 あ、このサンティアゴ巡礼路、よく知らない人のために、えー、簡単に説明すると、フランスとスペインだったかな? えー、その辺りに歩く道があります。 これも巡礼に関係する道だと思います。 で、熊野古道はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路と観光交流協定を結んでいるそうです。 まあ、平たく言えば、あの、仲がいいです。 友達みたいな感じですね。 だから、その熊野古道にもヨーロッパから来た旅行者さんが多いように見えました。 スペインやドイツやフランスから来たという人にも出会えました。 いろんな言語が飛び交ってて、あの、国際的な雰囲気を感じましたよ。 皆さんは外国に観光だけじゃなくて、歩いてみたいとか、ハイキングしてみたいとか、スキーをしてみたいとか、そういう経験をしたいですか? もしくはしたことがありますか? 今回は私にとって国内旅行、日本の中での旅行だったんですけど、学ぶことがたくさんありました。 私は熊野古道を歩いてみて、自然、歴史、そして人との出会いを通して、忙しい都会で疲れた心が満たされた気がします。 はい、まさに甦りの旅だったと思います。 で、歩いている途中に気づいたのが、今回、えー、三つの神社に行きましたね。 その三つの神社に行くことだけが目的ではなくて、その道の中で得られるものがたくさんありました。 私にとっては旅自体が目的地なんだと感じました。 日本語を学んでいる皆さんにとっても、まあ、言葉を学ぶことは、自分を新しくする旅のようなものかもしれませんね。 ぜひ皆さんも自分なりの学びの旅を続けてみてください。 はい。 で、いつになるかわからないんですけど、あの、YouTubeでこの熊野古道を歩いた動画をアップロードする予定です。 お楽しみに。 はい。 では今回も最後まで聞いてくれてありがとうございました。 ではまた次のエピソードで。 バイバーイ。