中村ラジオへようこそ。 優雅な箸使い。 めったに着ないたった一枚のよそ行きを手に入れるより、毎日履く靴を上等にするようなおしゃれがかっこよいと思うのです。 これさえ身につけていれば、どんな時もなんとかなるという一つが、何かは人によって違いますが、品物以外でどんな人にも役立つお守りがあります。 それは挨拶と箸使い。 おはよう、こんにちはといった挨拶が自分を守ってくれる話はすでに書きましたが、優雅な箸使いも日本人にとっては心強い味方になります。 食事のマナーはあれこれややこしいのですが、一番の基本はお箸でしょう。 簡素な朝ごはんでも、格式の高い会席料理でも、和食は必ずお箸を使います。 お箸さえ完璧に使いこなせれば、それでなんとか大丈夫。 すみません。 箸使いが下手でという人もたくさんいますが、だからこそ箸使いをうまくするだけで品格が違ってくると僕は感じるのです。 お箸は毎日使うものなので、練習のチャンスはたくさんあります。 おまけに僕は目からウロコの秘策を教えてもらいました。 秘策といっても実に単純で、その方法はお箸の上の方を持って使うこと。 人は普通お箸の真ん中あたりを持つ。 下手な人ほど下の方を持つらしいのです。 逆に言えば、できるだけ上の方を持つととても綺麗に見えるということです。 位置を変えるだけで優雅になり、箸使い名人になる第一歩となります。 誰かと一緒に食事をするときも安心だし、自信になります。 食事の機会というのは、正式な会席ばかりではなく、ちょっとお蕎麦屋さんでという場合もあるでしょう。 そう考えれば、優雅な箸使いの出番は多いもの。 一人で食べるときも、丁寧な箸使いをすれば、あなたの暮らしは変わります。 皆さんこんばんは。 今夜も中村ラジオへようこそ。 私は当ラジオ局のディスクジョッキー中村です。 もうすぐ月、日本の子供たちは来週から始まる新学期に間に合わせるべく、必死に夏休みの宿題を仕上げているところかもしれません。 私も小学生の時、紙や箱で何かを作らなくちゃいけない宿題が出たんですが、不器用で不器用で何回やってもうまくいかず、父に助けてもらってなんとか提出した記憶があります。 中国の小中学生も同じかもしれませんね。 もちろん大学生だって同じ。 新学期、先生に怒られないようにご注意くださいね。 さて、今夜の朗読のテーマは優雅な箸使い。 前回の食事とは打って変わって、本日は大反省会とさせていただきます。 冒頭で述べましたように、私はかなりの不器用ものです。 箸もなんとかごまかしてはいますが、きちんとは持てません。 どうしてもペンを握るようにしか持てないんです。 松浦さんが言う通り、日本では箸使いが上手な人はよく褒められますが、逆に下手な人は親のしつけが悪かったんだわなんて思われちゃうんです。 親の名誉のために申し上げますが、うちの親はしつけは甘いどころか大からとても厳しく、箸使いも何度も練習させられました。 日本には正しい箸使いをマスターさせるための練習用お箸が売っているんですが、母はそれを買ってきて私に持たせました。 しかし、神は私に違う才能を与えたのか、結局無理でした。 我が家は四人家族ですが、私を除く三人はみんな手先が器用で、父は彫刻、母は手芸や造花作り、妹はぬいぐるみを好んで作ります。 どうして私だけ不器用なのか。 DNA が違うのか。 それは神様が決めたこと。 仕方がありません。 ちなみに手先を使うものは大体不得手で絵が描けません。 ある時、授業で犬の絵を描いたら牛だと言われました。 楽器も演奏できません。 妹なんて高校時代所属していた吹奏楽部が全国一位になったりしちゃうぐらいで。 ピアノもクラリネットも人並み以上。 今度もし人間に生まれ変わったら、何か楽器のできる人生を送りたいですね。 あ、それから裁縫もできません。 私の母は若い頃、洋裁教室で働いていたのですが、その DNA は明らかに妹に行っています。 私の手は一体何のためにあるのか。 ああ、我ながら可哀想。 他にできないことといえばダンス。 中国のおばさま方は、夜になるとあちらこちらで大音響で広場踊り。 最近は一種の騒音とまで言われていますよね。 私にはとてもとても。 先日も大学のイベントでダンスをすることになったのですが、直前 1週間は大学受験よりも緊張しましたよ。 また、少々年齢が高い方とカラオケに行くと必ずダンスになるんです。 これがまた何よりも苦手で。 見ている人は大笑い。 踊ってる私は相手の足を踏まないようにそればかり考えています。 こうやって話していると、私って本当に不器用だなと思います。 なんだか暗い気持ちになってきました。 もちろんいいところも少しはあるんですよ。 でも今夜は残念ながら時間になってしまいました。 いつかきっと皆さんを驚かせる私のスペシャルをご紹介いたしましょう。 明日は上手にお箸が持てますように。 それでは皆さん、次回もここでお会いしましょう。 おやすみなさい。