俳優という職業には表現力だけでなく、役柄を深く理解するための思考力や洞察力も求められる。 実際に学生時代から高い学力を持ち、難関高校で研鑽を積んできた俳優たちも少なくない。 今回は、知性と表現力を兼ね備え、それぞれの分野で活躍を続ける一流高校出身の俳優5人を紹介する。 第1回。 (文:編集部) 子役としてキャリアをスタートさせ、映画『ラストサムライ』(2003)でハリウッドデビューを果たした池松壮亮。 繊細さと狂気を行き来する演技で、現在では日本映画界に欠かせない存在である。 そんな彼が通っていたのが、福岡県内でも屈指の進学校である福岡大学附属大濠高校だ。 同校は、中高一貫教育と大学附属校としての強みを活かした安定的な進学実績を誇る。 毎年、国公立大学や難関私立大学へ多数の合格者を送り出す県内トップクラスの学び舎であり、なかでも難関国立大学への進学を見据えた特進コースは、全国的に見ても極めて高い学力水準を誇る。 また、文武両道を象徴するように、バスケットボール部をはじめとしたスポーツの強豪校としても全国にその名を轟かせている。 勉学のみならず、あらゆる活動において高い次元のパフォーマンスが求められる、熱量の高い環境が特徴だ。 池松は、そうした研鑽の場で多感な時期を過ごしながら、俳優としての活動にも励んでいた。 学業と表現の世界を両立させるために費やしたであろう、並外れた自己管理能力と集中力。 そのストイックなまでのバランス感覚こそが、彼の演技における緻密さへと繋がっているのかもしれない。